DTMって何?オリジナル曲を作れるの?
オリジナル曲を作りたくて、「DTM」というワードにたどり着いた方は多いと思います。
DTMについて理解すれば、オリジナル曲を作れるようになります。
そして、DTMは一生楽しめる最高の趣味になります。
この記事では、
- DTMのやり方
- DTMに必要なもの
- DTMの良い点、悪い点
- DTMを上達させる方法
などを解説していきます。
本記事では概要を説明し、詳しく解説している詳細ページも作ってます。
この記事がDTMを始める助けになれば幸いです。
気になる部分だけ読むのもOKです!目次から探してみてください!
DTMとは|パソコンで音楽を作ること
DTMとは「デスクトップミュージック」の略で、簡単に言うとパソコンを使って音楽を作ることの総称です。
かつては大きなスタジオや高価な機材が必要だった音楽制作が、今ではパソコン一台で可能になり、誰でも手軽に自宅で楽曲制作ができるようになりました。
DTMでは専用のソフトウェア(DAWソフト)を使用し、ドラムやギター、ピアノなどの楽器の音を打ち込んだり、録音した音源を編集したりします。
DTMを学べば、
- 作曲
- 編曲
- 録音
- ミックス
- マスタリング
といった音楽制作の全工程を自分で行うことができます
DTMで自分の曲が作れるようになれば、本当に楽しいですよ!
DTMの具体的なやり方
DTMでは大きく分けて以下の5つの工程が必要です。
- 作曲
- 作詞
- 編曲
- ミックス
- マスタリング
それぞれのやり方を解説していきます。
作曲
作曲とは、主にメロディやリズム、コード進行など曲の骨組みを作る作業です。
DTMではこの作曲部分が一番重要で、いい曲になるかどうかは作曲部分で決まります。
オリジナル曲を作るうえで、一番力を入れるポイントです!
作曲のステップは以下の4つです。
- どんな曲を作りたいかを考える
- リファレンス(参考にする)曲を用意する
- コード進行を決める
- メロディを作る
作曲の詳細なやり方は、以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
作詞
作詞は作ったメロディに言葉を乗せる作業で、リスナーに共感や感動を与えるためには欠かせません。
作詞はリズムや韻を考慮しながら書くと、リスナーの印象に残りやすい曲となります。
作曲家によっては作詞が先、作曲が後という方もいます!
編曲
編曲は作曲で作ったメロディに対して肉付けしていく作業です。
例えば、一般的なJ-POPの編曲では主に以下の音を追加していきます。
- ボーカル
- ドラム
- ギター
- ベース
- シンセサイザー
- ストリングス(バイオリン、チェロなど)
- その他効果音
編曲では実際に録音したり、打ち込みで各パートを追加して、曲を聴ける形にまで持っていきます。
編曲の詳細なやり方は、以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
ミックス
ミックスは編曲で追加した各パートのバランスを整える作業です。
編曲した曲をそのまま公開するのはダメなの?
ミックスをしないと各パートの音がケンカして、聴いていて気持ちいい音楽にならないよ!
料理として例えるならば、
・作曲が「材料」
・編曲が「調理」
・ミックスが「味の調整」
のようなイメージです。
ミックスをすると各パートの音量バランスが取れたり、重複している音域がなくなるので、聴きやすい音楽になります。
マスタリング
マスタリングは、ミックスされた音源を最終的に仕上げる工程です。
具体的にはミックスをした音源の
- 音量
- 音質
- 音圧
などを調整する作業になります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
DTMで必要なスキル
DTMで必要なスキルは大きく分けて、以下の4つになります。
- 作曲・アレンジスキル
- 音楽理論の知識
- DAWソフトの操作方法
- 楽器演奏スキル
作曲・アレンジスキル
作曲・アレンジスキルはDTMをやるうえで必須です。
- 魅力的なメロディを書ける
- オリジナリティ溢れるアレンジができる
- クライアントの意図を正確に汲み取れる
などができるようになれは、DTMを仕事にすることも可能です。
作曲・アレンジスキルの身につけ方は、「⇧作曲のやり方」と「⇧アレンジ(編曲)のやり方」の章をご覧ください。
音楽理論の知識
音楽理論は作曲の基礎となる知識です。
音楽理論を学べば、
- コード進行
- メロディ
- ハーモニー
- リズム
などを理解でき、自分のイメージする曲を作れるようになります。
音楽理論は初心者にとって理解しづらいので、作曲・DTMスクールで習うか、以下の書籍で学ぶのがおすすめです。
音楽理論の学び方については以下の記事をご覧下さい。
DAWソフトの操作方法
DAWソフトをインストールしたら、必要最低限の操作を学びましょう。
覚えておくべきことを以下に記載します。
- 再生/停止/テンポの変更
- 音源ソフトの立ち上げ方
- MIDIの打ち込み方
- 音量調整の方法
- 音源の書き出し方
詳細は以下の記事で解説しているので、ご参照ください。
無料で使えるDAWソフトはこちらをご覧ください。
楽器演奏スキル
楽器演奏スキルは必須ではありませんが、作曲家として活躍していきたいなら身に着けておくと有利です。
楽器が弾けると以下のようなメリットがあります。
- コード進行の理解がスムーズ
- 作曲スピードが上がる
- 自分の曲に生演奏を入れられる
DTMをやるために必要な機材
DTMを始めたいけど必要なものって何だろう?
機材の購入の優先順位や費用を知りたい
DTMに興味を持ったものの「何を買えばいいか」わからないと悩む初心者の方は多いと思います。
結論、DTMで曲を作るには以下の機材が必要です。
- パソコン
- DAWソフト(作曲ソフト)
- オーディオインターフェース
- モニターヘッドホン
- MIDIキーボード
- プラグイン(音源ソフト)
- マイク
上記を揃えるための優先順位と予算は、以下になります。
- 1位:パソコン(10万円~30万円)
- 2位:DAWソフト(無料~6万円)
- 3位:オーディオインターフェース(1万円~20万円)
- 4位:モニターヘッドホン(1万円~3万円)
- 5位:MIDIキーボード(5千円~5万円)
- 6位:プラグイン(無料~15万円)
- 7位:マイク(1万円~20万円)
DTMをこれから始めるという方は、以下の資金があると安心です。
- PCを持っている場合は、5万円~10万円程度。
- PCを持っていない場合は、最低10万円。本気でやりたいなら20万円は必要。
詳細は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
予算が多ければ多いほど、制作の幅が広がります!
DTMの良いところ・悪いところ
DTMには良いところ・悪いところが、それぞれ解説します。
DTMの良いところは、
- 自宅で簡単にオリジナル曲を作れる
- 音楽仲間ができる
- 音楽で稼げるようになる可能性がある
などが挙げられます。
逆にDTMの悪いところとして、
- 覚えることが多い
- すぐにはいい曲が作れない
- お金がかかる
という面もあります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
DTMに向いている人の特徴
DTMに向いている人には、以下の特徴があります。
- 目標がある
- 一人で作業を進めるのが好き
- 検索力がある
- 継続力がある
- パソコンに強い
- 楽器を弾ける
- 他の娯楽より音楽が好き
逆に上記が一つも当てはまっていないと、
DTMに向いていないから、やめたほうがいいかな?
と不安に思う方もいると思いますが、全く心配する必要はありません。
「DTMに向いていない」と感じた人向けの対策などは、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
【体験談】初心者がDTMを効率よく上達させる方法
次に、初心者がDTMを効率よく上達させる方法をご紹介します。
- DTMスクールに通う
- DTMの記事やYouTubeを見る
- DTMのコミュニティに入る
全て私が実際に経験して、効果があったものばかりですので、参考にしてみてください。
DTMスクールに通う
DTMで早くかっこいい曲を作れるようになりたい!!
そんな方は、DTMスクールに通ってレッスンを受けるのがおすすめです。
私も最初は独学でDTMを勉強していましたが、
- DAWソフトから音が出ない
- 音は出たけど、かっこいい音が鳴らない
- 何とか曲はできたけど、ホームセンターで流れるBGMみたいな曲になった
といったように、DTMが全く楽しくなく、挫折しました。
しかし、DTMスクールに通ってDTMを学んだら、お金をもらえるまで成長しました。
今では以下のような曲を作れるくらいにまで成長しました!
▼YOASOBI風デモ曲
初心者の方からすると「すごい!」と思われるかもしれませんが、スクールでプロから教われば、このレベルの曲はすぐに作れるようになります。
僕のような凡人でもこんな曲を作れるので、あなたもできますよ!
そしてDTMスクールに通うのと、独学でDTMをやった場合には以下のような差があります。
DTMスクールに通った場合 | DTMを独学でやる場合 |
---|---|
時間がない人でも効率よく学習できる 困っているポイントを講師にすぐに聞けるので、挫折しにくい プロの作編曲のノウハウを教えてもらえるので、作編曲のクオリティが段違いに上がる | 1から自分で調べる必要があるので効率が悪い 覚えることが多すぎて挫折しやすい 労力をかけても良い曲が作れない |
DTMスクールでプロの講師からレッスンを受ければ、挫折しにくくなる&上達が早くなります。
無料体験レッスンを受けたからといって、必ずしも入会する必要はないので、ぜひ気軽に体験レッスンを受けてみてください。
悩んでいる時間がもったいないので、気になるスクールの体験レッスンを今すぐ申し込んでしまいましょう!
\おすすめ作曲・DTMスクール3選/
シアーミュージック | 椿音楽教室 | JOYミュージックスクール | |
---|---|---|---|
ロゴ | |||
おすすめ度 | |||
エリア | 北海道、宮城、栃木、東京、埼玉、千葉、神奈川、大阪、愛知、京都、兵庫、岡山、広島、福岡、オンライン | 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫、奈良、オンライン | 東京、大阪、オンライン |
知名度 | 高い | 普通 | 低い |
時間 (1コマ) | 45分 | 60分 | 45分 |
料金 (1コマ) | 4,400円 | ※スタジオでの受講の場合は、別途スタジオ代 | 5,825円※初月のみ | 4,208円
講師 | ※指名する場合は指名料が必要 | 毎回異なる担当制 | 講師を自分で選べる |
対応 ソフト | ※その他DAWは事前に要確認 | Logic ProメインDAWソフト全般 | DAWソフト全般 |
おすすめできる人 | これからDTMを始める人 大手の音楽教室がいい人 | 予算に余裕がある人 | DTM仲間が欲しい人 イベントを楽しみたい人 |
公式サイト | 筆者おすすめ! 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
以下の記事では、初心者におすすめできるDTMスクールについて解説しているので、あわせてご覧ください。
DTMの記事やYouTubeを見る
DTMを上達させたいのであれば、DTMに関する記事やYouTubeを見ることもおすすめです。
また最近では多くのDTM系のYouTuberが、DTMのノウハウを無料で発信してくれているので、そちらも活用しましょう。
ブログやYouTubeを使えば、成長速度アップ!
DTMのコミュニティに入る
上達するためには、DTMのコミュニティに入るのもおすすめです。
DTMのコミュニティに入ると、以下のようなメリットがあります。
- 自分の楽曲のフィードバックをもらえる
- 一緒にDTMを頑張る仲間が見つかる
- DTMでわからないことを教えてくれる
作曲・DTMは非常にニッチな趣味のため、リアルの場で仲間を見つけるのは難しいので、DTMスクールやオンラインで探すのが個人的にはおすすめです。
コミュニティに入ると自分の曲を聴いてもらえるし、他人の曲を聴く機会も増えるので、DTMが何倍にも楽しくなります!
【Q&A】DTMでよくある質問
ここではDTMのよくある質問に回答していきます。
DTM初心者は何から始めればいい?
本ブログでは、初心者の方は以下のステップでDTMを始めることを推奨しています。
- DAWソフトの基本的な操作を学ぶ
- とりあえず適当に1曲作ってみる
- DTMスクールに通って基礎を固める
詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
DTM初心者にありがちな失敗は?
DTM初心者にありがちな失敗として以下が挙げられます。
- メロディがダサい
- 曲にメリハリがない
- 音が安っぽい
- テンションコードを使っていない
- 曲が長い
対策などは以下の記事で解説しているので、あわせてご覧ください。
DTMは独学でもできる?
DTMは独学でもできます。
しかし、本ブログでは独学でのDTMをおすすめしていません。
挫折したくない・効率よく上達したいのであれば、DTMスクールに通うのがおすすめです。
DTMスクールに通ったほうがいい理由は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
社会人でもDTMは始められる?
社会人でもDTMは始められます。
社会人であっても仕事と両立して、DTMを楽しんでいる方はたくさんいます。
僕も仕事をしながらDTMをやっていますが、社会人がDTMを始めるといいことばかりですよ!
詳細は以下の記事をご覧ください。
DTMで副業はできる?
クオリティの高い曲を作れるようになれば、DTMを副業にして、お金を稼ぐことも可能です。
DTMの副業として代表的なものは以下の7つです。
- 楽曲提供
- ストック音源販売
- ミックス・マスタリング
- DTM講師
- 仮歌・楽器演奏の録音
- YouTube
- ブログ・アフィリエイト
具体的な内容や副業をで稼ぐコツなどは、以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
DTMは楽器を弾けなくてもできる?
DTMは楽器が弾けなくてもできます。
ただ、やはり楽器は弾けた方がDTMでは便利です。
このブログでおすすめしているシアーミュージック
詳細は以下の記事をご覧ください。
DTMで挫折しそうな場合はどうすればいい?
DTMで挫折しそうな場合は、以下のような心構えでDTMに取り組むことが大切です。
- いきなり完ぺきを目指さない
- 他人と比較しない
- 目標は低く設定する
- コピーだけでも全然OK
- しんどくなったら無理にやらない
- 最初はあまりお金をかけない
詳細は以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
【まとめ】DTMでオリジナル曲を作れれば、音楽が100倍楽しくなる
DTMでオリジナル曲を作れるようになれば、音楽が100倍楽しくなりますし、一生楽しめる最高の趣味になります。
最初は思い通りに曲を作れず、挫折しそうになることもあるかもしれませんが、一つずつコツコツと知識を身に着けていけば、誰でも良い曲を作れるようになります。
最初は簡単なリズムやメロディーから作り始めて、少しずつ複雑なアレンジに挑戦してみてください。
DTMについて詳しく知りたい方は、ぜひ「DTMぶろぐ」の記事を参考にしてくださいね。
DTMで最高の音楽ライフを送りましょう!