編曲ってよく聞くけど、作曲と何が違うの?
簡単に説明してほしい!
「作曲」という言葉はよく耳にしますが、「編曲」は耳なじみがなく、どのような作業をするのか具体的なイメージが湧かない方も多いと思います。
この記事では、編曲とは何か、作曲との違いについてもわかりやすく解説します。
これさえ見れば、編曲のすべてがわかります!
編曲については以下を理解すればOK!
- 編曲とは、簡単にいうと「メロディに肉付けする」こと。
- 編曲の主な役割は以下の3つ。
- コードを付ける(アレンジする)
- 曲の構成を決める
- ドラムやベース、ギターなどの楽器を加える
- 作曲と編曲の違いは、作曲はメロディを作り、編曲はそれ以外を担当。
もしあなたがDTM(作曲・編曲)を独学で学ぼうとしているのであれば、要注意です。
DTMで一番大事なことは楽しんで継続することです。
そして、初心者がDTMを独学でやるのはNG。
多くの初心者の方は、DTMの楽しさに気づく前に挫折するからです。
DTMは覚えることがとても多く、いい曲が作れるようになる前に初心者の99%は挫折します。
筆者も最初は独学でDTMを勉強しており、わからないことが多すぎて挫折しました。
しかし、DTMスクールに通ってDTMを学んだら、作曲でお金をもらえるまでに成長しました。
初心者が独学でDTMをやって、間違った方向に努力してしまうと一生ダサい曲しか作れません。
少しでもDTMを始めるのに不安があるならば、DTMスクールのレッスンの受講を強くおすすめします。
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以下の記事では、初心者におすすめできるDTMスクールについて解説しているので、併せてご覧ください。
編曲とは簡単にいうと「メロディに肉付けする」こと
編曲とは、既存のメロディに対して様々なアレンジを加えていく作業です。
簡単に言うと「既存のメロディに肉付けすること」とも言い換えられます。
具体的には、既存のメロディに対して、
- コードを付ける(アレンジする)
- 曲の構成を決める
- ドラムやベース、ギターなどの楽器を加える
といった作業が「編曲」の役割として挙げられます。
一言でまとめると、曲の「歌詞」と「メロディ」以外のすべての部分を担当するのが「編曲」です!
作曲と編曲の違い
編曲についてはわかったけど、作曲との違いってなに?
作曲と編曲の違いは以下の通りです。
作曲 | 編曲 |
---|---|
メロディを作る コード進行を決める(決めない場合もある) | コード進行を決める/アレンジする 伴奏に必要な楽器を加える 曲の構成をアレンジする |
コードの決めるタイミングは、以下2つのパターンがあります。
- 作曲段階で決めるパターン
- 編曲時に決めるパターン
作曲はメロディ・コード進行のみを作り、それ以外は編曲が担当します。
しかし近年ではDTMの普及で、メロディを作ると同時に編曲してしまう場合も多いため、作曲と編曲の垣根はなくなりつつあります。
ネットに自分で曲をあげている人は、作曲と編曲を1人でやってしまう人が多いですね
作曲と編曲はどっちが大変?
作曲と編曲はどっちが大変なんだろう?
と疑問に思う初心者の方も多いでしょう。
結論から言うと、作曲と編曲はどちらも同じくらい大変です。
ただし、作曲と編曲は違うベクトルの大変さがあります。
- 何もないところから音楽を作る必要がある
- メロディを作っても、どこかで聞いたようなありきたりのメロディになってしまう
- 単純に時間がかかる
- 必要な知識が多い
- 何かしら楽器を弾けないと大変
編曲に関しては以下の記事で大変さを解説しているので、参考にしてみてください。
どちらも努力で上達させることはできますよ!
【作曲と編曲の違いがわかる】編曲による曲の雰囲気の変化
ここでは同じメロディでも編曲によって、どのように曲の印象が変わるのかを実例付きでご紹介します。
題材とする曲はYOASOBIの「夜に駆ける」です。
「夜に駆ける」のような編曲の仕方は以下の記事で解説しているので、ぜひ見てみてください!
ロック風(バンドアレンジ)
こちらはロック風(バンドアレンジ)に編曲された「夜に駆ける」です。
原曲との大きな違いは、
- ドラムが生ドラム(原曲は打ち込み)
- ピアノが原曲ほど主張せず、曲の一部に溶け込んでいる
- FXなどが使用されていない
などが挙げられます。
印象は原曲と近いものの、生ドラムのおかげでかっこいいロックになっています!
EDM風
こちらの動画は「夜に駆ける」をEDM風にアレンジしたものです。
原曲との大きな違いは、
- コードとベースがシンセサイザー(原曲はピアノと生ベース)
- EDM特有のビルドアップ
- エフェクトやFXによるウェットな空間の演出
などが挙げられます。
EDMにおけるビルドアップとは、サビに向けて盛り上げるパート(J-popでいうBメロ)のことを指します。
FXなどの使用でより派手な印象になっていますね!
ジャズ風
ジャズ風に編曲されたバージョンもあります
原曲との大きな違いは、
- リズムがシャッフルしている
- コードがテンションコードを多く使用している
- ピアノとドラムというシンプルな構成
などが挙げられます。
カフェで流れていたら最高な「夜に駆ける」ですね・・・
ゲーム音楽風
ゲーム(ファミコン)音楽風に編曲した場合は、こちらの動画のようになります。
原曲との大きな違いは、
- 印象的な8bitサウンド単音での編曲
- ベースがコードを演奏している
です。
ファミコン音楽では制約が多くあり、以下の4つの音しか同時に出すことができません。
- パルス波(2音)・・・リードメロディ、サブメロディ
- 三角波(1音)・・・ベース
- ノイズ(1音)・・・ドラムやフィルに使用
制約のある8bitサウンドで、「夜に駆ける」をうまく演奏していますね
レゲエ風
最後にレゲエ風に編曲されたの「夜に駆ける」です。
レゲエとはジャマイカ発祥の音楽ジャンルで以下のような特徴があります。
- 裏拍に2・4拍目をギターのカッティングが入る
- 3拍目にドラムのアクセントが入る
原曲との大きな違いは、
- レゲエ特有のリズム(原曲は4つ打ち)
- うねるようなベースライン
- 少ない楽器で余白を楽しむように作られている
という点です。
自然とリズムに合わせて体が動き出しますね~
編曲に必要なスキル
編曲をするために必要なスキルは以下の4つです。
- 音楽理論
- 各楽器の知識
- アレンジスキル
- DAWの操作スキル
音楽理論
編曲をする際には音楽理論の理解は必須です。
編曲ではコード進行、スケール、和音などを理解したうえで、各楽器を組み合わせていく必要があります。
音楽理論ってなんだか難しそう・・・
たしかに、編曲未経験の方にとって音楽理論は難しいイメージがあります。
しかし、一つずつ丁寧に学べば、そこまで難しいものではないです。
最近はわかりやすく解説している本やYouTubeがあるので、編曲をやりたいのであれば、学習してみることをおすすめします。
音楽理論を学びたいなら以下の書籍がおすすめ!
各楽器の知識
編曲作業では各楽器の知識も必要になります。
各楽器の持つ音域、音色を理解し、それぞれの楽器の魅力を発揮できるように、編成を組むことができます。
楽器の特性を理解していないと、普通の人間では演奏できない音域を使ったり、演奏不可能なフレーズを作ってしまうなど、楽曲に違和感を与えてしまいます。
バンドとか吹奏楽とかやっていた人は、編曲に有利です!
アレンジスキル
アレンジスキルも重要になってきます。
ここでいうアレンジスキルとは、以下の3つのことを指します。
- 各パートをうまく組み合わせられる
- 楽曲に合ったフレーズを作れる
- 雰囲気に合わせて適切な音色を選べる
「中国風のオーケストラ」を作りたい!
と思うのであれば、
- 中国風の音楽だから中国の楽器を使ってみよう
- オーケストラだから、弦楽器(バイオリンやヴィオラ)とか管楽器系(チューバやホルン)が必要だな
- 迫力を出すためにアクション映画で使われるようなリズムを組み合わせてみよう
といった具合に、自分の中でアイデアをうまく組み合わせて良い音楽にする必要があります。
アレンジスキルは編曲家の実力が一番出る部分です
DAWソフトの操作スキル
編曲ではDAWソフトの操作もスムーズにできなければいけません。
DAWはアレンジ(編曲)からミックス・マスタリングまでの全工程で必要なソフトです。
例えば、DAWを使いこなせれば
- 楽器のフレーズの作成
- 音のピッチの修正
- タイミングの微調整
などができるようになります。
編曲を効率よくこなしていくには、ショートカットキーを覚えたりプラグインの特性を理解するなど、様々な操作をマスターする必要があります。
できることが多いですが、操作が難しいのが欠点です・・・
編曲を学ぶ方法
編曲についてはわかったけど、編曲ってどうすればできるようになるの?
編曲をできるようになるための方法は以下の3つです。
- レッスンを受ける
- 編曲に関する記事を読む
- YouTubeで編曲の方法を学ぶ
順番に解説していきます。
レッスンを受ける
編曲やってみたいけど、動画を見てもよく内容がわからない・・・
自分にはできる気がしない・・・
いくらYouTubeに解説動画があるといっても、全くの初心者にとって編曲は難しい作業かと思います。
そんな方は、DTMスクールのレッスンを受けるのがおすすめです。
DTMスクールに通うと以下のようなメリットがあります。
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YouTubeやDTMコミュニティでは、自分の疑問がピンポイントで解決できない場合も多く、DTMが嫌になってしまう可能性もあります。
その点、DTMスクールでプロの講師の方からレッスンを受ければ、挫折しにくくなる&上達が早くなります。
筆者も最初は独学でDTMを勉強しており、わからないことが多すぎて挫折しました。
しかし、DTMスクールに通ってDTMを学んだら、お金をもらえるまで成長しました。
効率よく上達したいのであれば、レッスンの受講は必須です!
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以下のDTMスクールは無料体験レッスンを受講可能なので、DTMをやってみたいという方は、一度レッスンを受けてみることをおすすめします。
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おすすめ度 | |||||
場所 | 全国100箇所の教室 | 全国200箇所のスタジオ、オンライン | 全国15箇所の教室、オンライン | オンラインのみ | オンライン | 全国21箇所の教室、
口コミ | 良い | 非常に良い | 良い | 良い | 普通 |
時間 (1コマ) | 45分 | 60分 | 60分 | 50分 | 55分 |
料金 (1コマ) | 4,400円~ | 5,900円~ | 4,700円~ | 10,800円~ | 6,240円~ |
特徴 | 大手で安心 有名講師も在籍 コスパ最強 | 1コマが長い 講師が担当制 | 歌手育成に強み コスパ良し | YouTubeで人気 DTM特化型スクール | 楽器の無料プレゼンあり |
おすすめできる人 | 全員 | 全員 | 歌手志望の人 | プロ志向の人 | 無料で楽器が欲しい人 |
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以下の記事では、初心者におすすめできるDTMスクールについて解説しているので、併せてご覧ください。
編曲に関する記事を読む
編曲をできるようになるには、本ブログで解説している記事をまず見てもらうのが一番早いかと思います。
▼編曲(DTM)の始め方
▼編曲の具体的なやり方やコツ
初心者の方にもわかりやすく解説しているので、上記の記事を見てもらえれば、編曲についてより理解が深まると思います!
YouTubeで編曲の方法を学ぶ
YouTubeで編曲の方法を学ぶのもおすすめです。
最近では多くのDTM系のYouTuberが、編曲のノウハウを無料で発信してくれています。
いくつか動画を乗せておくので、これから編曲をやりたいという方は参考にしてみてください。
どの動画もわかりやすく解説してくれています!
上記以外にもYouTubeには作編曲に役立つ動画がたくさんあるので、活用しないのはもったいないです。
基礎的な知識に関しては、YouTube見ながら試していけば大体解決できるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
この記事では、
- 編曲と作曲の違い
- 編曲による曲の雰囲気の変化
- 編曲に必要なスキル
- 編曲を学ぶ方法
について解説しました。
今回の記事を簡単にまとめると以下になります。
- 編曲とは、簡単にいうと「メロディに肉付けする」こと。
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- 編曲を学ぶには以下の3つがおすすめ!
- 編曲に関する記事を読む
- YouTubeで編曲の方法を学ぶ
- レッスンを受ける
編曲はレッスンを受けると挫折せず効率的に上達することができます。
ぜひ編曲にチャレンジして、自分の曲を作るのを楽しんでください。