モニタースピーカーっていらないって聞くけど本当?
他にどうやってモニターすればいいの?
と疑問に思う初心者の方もいると思います。
結論から言うと、DTM初心者にとってモニタースピーカーは不要です。
この記事では、初心者にとってモニタースピーカーが不要な理由や、代わりのモニター方法についても紹介します。
- DTM初心者にモニタースピーカーは不要な理由は以下の3つ!
- 費用がかかる
- モニター環境の構築が難しい
- スピーカーの置き場所に困る
- モニタースピーカーの代わりに、開放型のヘッドホンを使うのがおすすめ!
開放型のヘッドホンでおすすめはAKG K240かAKG K712がおすすめです。
初心者の方は迷ったらどちらかを買っておけば間違いなしです!
DTMに必要なものは以下の記事で解説しているので、併せてご覧ください。
DTM初心者にモニタースピーカーがいらない理由3選
「DTM初心者にモニタースピーカーがいらない」と考える理由は以下の3つです。
- 費用がかかる
- モニター環境の構築が難しい
- スピーカーの置き場所に困る
順番に解説していきます。
費用がかかる
モニタースピーカーを用意するのには、当然費用がかかります。
DTM初心者の方は、モニタースピーカーを購入せずに、別の機材を優先して購入するのをおすすめします。
DTMで買うべき機材の優先順位は、以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
モニター環境の構築が難しい
DTM初心者の方にとって、モニター環境を構築するのはかなり難易度が高いです。
モニタースピーカーを最大限に活かすには、正しく音をモニター環境を用意する必要があります。
- ある程度大きい音を出せる環境
- 吸音材などの購入や設置
- 正しいミックスの知識
上記を満たしていないのであれば、モニタースピーカーを購入するのはおすすめしません。
スピーカーの置き場所に困る
DTM初心者に限った話ではありませんが、スピーカーを置くのにはそこそこのスペースが必要になります。
モニタースピーカーを置くとなると
- スピーカースタンド
- 天板の広いデスク
も用意する必要があります。
広い家に住んでいる場合は問題ないですが、都心のワンルームなどに住んでいる場合はモニタースピーカーを置くのにも一苦労です。
スピーカーって結構場所取るんですよね・・・
本当にいらない?モニタースピーカーを買うメリット
じゃあなんで皆モニタースピーカーを買うの?
そんな疑問の声もあるかと思いますので、モニタースピーカーを買うメリットもご紹介しておきます。
モニタースピーカーを使用するメリットは以下の3つです。
- 体に何も装着する必要がなく快適
- 音の定位(パンニング)を確認しやすい
- リスニング用途としても使える
体に何も装着する必要がなく快適
モニタースピーカーのわかりやすいメリットは、体に何も装着する必要がなく快適ということです。
DTMの作業は長時間にわたる場合も多く、ヘッドホンで作業を続けると、頭痛や肩こりを引き起こす可能性が高いです。
その点、モニタースピーカーは身体的な負荷を少ない状態で作曲やミックスができるので、快適に作業ができます。
ヘッドホンよりもスピーカーのほうが快適にDTMできるのは事実です!
音の定位(パンニング)を確認しやすい
モニタースピーカーだと音の定位(パンニング)を確認しやすいです。
音の定位ってなに?
音の定位とは、音楽を聴いたときに各楽器がどこから聞こえてくるかを感じ取ることです。
例えば、曲の中でギターが左右で別のフレーズを弾いていると感じるのは、2本のギターが左右にパンニングされているからです。
つまり、ヘッドホンよりスピーカーのほうが各楽器がどこに配置されているかがわかりやすいのです。
出典:ASCII.jp
定位感を意識してミックスを行うと、聴いていて気持ちのいいクオリティの高い音楽を作れます。
定位はとても奥が深いです・・・
リスニング用途としても使える
モニタースピーカーはリスニング用途としても使えます。
普通のスピーカーとモニタースピーカーの違いって何?
それぞれのスピーカーの違いは以下です。
一般的なスピーカー:音楽を楽しむために、低音や高音が強調される
モニタースピーカー:なるべく音を正確に出力する
じゃあモニタースピーカーってリスニング用には使えない?
リスニング用としても全く問題なく使えます!
リスニング用とDTMで使えるスピーカーが欲しいと考えているならば購入するのも一つの手です。
モニタースピーカーを買ってもいい人
ただし、以下に当てはまる方はモニタースピーカーを買ってもいいと考えます。
- 予算が潤沢にある人
- 自宅でモニター環境を構築できる人
- プロを目指している人
順番に解説していきます。
予算が潤沢にある人
DTMをするにあたり潤沢な予算がある方はモニタースピーカーを買ったほうがいいです。
前の章でも解説したように、モニタースピーカーにはヘッドホンにはない魅力があります。
モニタースピーカーとモニターヘッドホンを両方用意してミックスを行うことで、どんな環境で聴いても気持ちのいい音楽を作ることができます。
モニターできる機器は多ければ多いほどいいです!
自宅でモニター環境を構築できる人
自宅でモニター環境を構築できる方もモニタースピーカーを購入したほうがいいです。
例えば、以下に当てはまる人はモニター環境を構築しやすいです
- 隣家との距離がある
- 部屋が遮音性に優れている
- 作業部屋が広い
モニター環境を構築すると、よりDTMを楽しむことができるようになります。
モニター環境を構築できる方は正直うらやましいです!
プロを目指している人
プロを目指している方も先行投資としてモニタースピーカーを購入してもいいと考えます。
プロの現場ではスピーカーで音楽を聴くのがスタンダードです。
モニタースピーカーで日常的に音楽を聴いておけば、耳を鍛えることができます。
また、将来的にモニタースピーカーでミックスや作編曲する機会が増えてくるのを見越して、最初に購入してしまうのも一つの手です。
モニタースピーカーを使わないモニター方法は?
モニタースピーカーを使わずにモニターってどうすればいいの?
と疑問に思う方もいるかと思います。
そんな方には開放型のヘッドホンを使用することをおすすめします。
ヘッドホンには密閉型と開放型の2種類があり、それぞれの特徴は以下のようになります。
密閉型 | 開放型 |
---|---|
遮音性が高い 低音が強調されて聞こえる 長時間着用すると疲れる | 構造上音漏れしやすい 音の抜けがいい 長時間着用しても疲れない |
開放型のヘッドホンを使うメリットは以下の3つです。
- 音の抜けがいいため、スピーカーで音を聴くのと同じようにモニターできる
- ヘッドホンでモニターできるため時間や場所を選ばない
- 密閉型ヘッドホンのように圧迫感がないため、長時間使用しても疲れない
上記からもわかるように、開放型のヘッドホンは自宅でDTMをやる初心者にとても適しているヘッドホンなのです。
開放型のヘッドホンでおすすめを記載しておくので、ぜひDTMのモニターの際に試してみてください。
AKG K240(コスパ重視)
品質も良いコスパ最強モデル。「とにかく予算を抑えたい!」という方は、これ一択です。
AKG K712(プロ志向)
プロも使用しているヘッドホンで、リスニング用としても優れたヘッドホンです。
僕も使用していますが、開放型のヘッドホンは本当におすすめです!
まとめ
この記事では「DTM初心者にモニタースピーカーは不要な理由」について紹介しました。
今回の記事をまとめると以下になります。
- DTM初心者にモニタースピーカーは不要な理由は以下の3つ!
- 費用がかかる
- モニター環境の構築が難しい
- スピーカーの置き場所に困る
- モニタースピーカーの代わりに、開放型のヘッドホンを使うのがおすすめ!
この記事が、DTM初心者の方のモニター環境構築のための手助けになれば幸いです、
他にもDTM初心者向けの記事などを掲載しているので、参考にしてみてください!
DTMに関する記事は以下にまとめておりますので、あわせてご覧ください。